思い出の美術館40:オーストリア・ギャラリー
2007-09-01


思い出の美術館40:オーストリア・ギャラリー(ウィーン、オーストリア)

ウィーンの旧市街、リングの南に、広大なヴェルヴェデーレ宮殿があります。これは、かつて貴族のプリンツ・オイゲン公の夏の離宮でした。重厚なバロック様式の宮殿です。宮殿の前は、広大な幾何学式庭園になっていて、はるかかなたにシュテファン寺院の搭が見えます。

ここは、現在は、ウィーンの19世紀末から20世紀の美術を展示する美術館になっています。ウィーン分離派とそれに続く画家たちの作品が展示されています。有名なところでは、クリムトの”キス”、”ユーディット”、”水蛇”、シーレの”家族”があります。クリムトに関しては、ここが一番充実しているのではないでしょうか。このほかに、ココシュカやシュトゥックの作品もあります。

私達が数年前に行ったときには、企画展として、モネの作品の展示をしていました。

ここからそう遠くないところには、オットー・ワーグナーのアール・ヌーボー建築、マジョリカ・ハウスがあります。


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