壁崩壊20周年を迎えるベルリン
2010-01-03



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次の日は、再びICEに乗って、ベルリンに行きました。ベルリンといえば、森鴎外の”舞姫”の舞台です。また、ベルリン表現主義の画家たちも、この街で活躍しました(そして私には、ルー・リードの”ベルリン”も思い出されます)。今年は、ちょうど、ベルリンの壁崩壊の20周年で、いろいろなイベントがあるようです。

まず、私たちの敬愛するバウハウスの作品を展示する、バウハウス・アルヒーフに行きました。バウハウスは、20世紀デザインの基礎を作った造形・教育集団です。ここには、彼らの、建築、テキスタイル、グラフィック、家具、陶芸などの作品が展示されています。Yokoは、バウハウスの色彩教育プログラムに大いに興味を持ったようです。

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その後、第二次大戦の爆撃で破壊された、カイザー・ウィルヘルム教会に行きました。oteshioさん、Nさん、おすすめの場所です。破壊された教会のとなりに建てられた、ガラスの教会が実に美しい。ちょうど、クリスマス・マーケットをやっていて、たいへんな人出です。

夕方には、プロイセン王家の王立磁器工房、KPMの展示会、”KPM Welt”に行きました。ティアーガルテン駅近くのKPMでやっています。磁器の絵付けの見学をしてきました。

次の日は、ベルリンの中心、ブランデンブルグ門に行きました。寒さにもかかわらず、多くの観光客が来ています。門の前では、壁崩壊20周年のパーティーの準備がされていました。そして、南に、ポツダム広場に向かいました。ここには、壁の一部が保存されています。

次に、ポツダム広場の近くの、クルトゥーア・フォーラムに行きました。ここには、複数の美術館が集まっています。この中のゲメルデ・ガレリー(絵画館)に入りました。ここには、フェルメール、ブリューゲル、レンブラント、デューラーなどの名作が並んでいます(くわしいことは、また、”思い出の美術館”で)。

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夜は、待望の、ベルリン・フィルハーモニーのジルベスター・コンサートです。とは言っても、大ホールのベルリンフィルとランランのチケットは取れなかったので、室内楽ホールでやるベルリン・シンフォニエッタのコンサートです。フィルハーモニーに着くと、”チケット売ってください”という紙を持った、日本人らしき人の姿がちらほら。

大ホールに行く得意げな人々を横目で見ながら、私たちはわきの室内楽ホールへ。六角形の舞台を客席がかこんだ、すっきりしたモダニズムのデザインです。プログラムは、バッハの”ブランデンブルグ協奏曲3番”、モーツァルトの”ヴァイオリン協奏曲4番”、チャイコフスキーの”弦楽セレナーデ”などです。


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