思い出の古寺80:日輪寺(大子町、茨城)
2013-02-02


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八溝山 日輪寺 は、坂東三十三観音霊場の内でも、最も行きにくいところとして、江戸時代から知られていました。茨城県と栃木県と福島県の境にある、 八溝山 の山頂近くにあります。水戸から118号線を北上して、袋田の滝で有名な 大子町 に入ります。下野宮で県道に入り、 八溝山 の山頂行きの細い道をうねうね登っていくと、やっとこの寺に着きます。ここは、坂東三十三観音巡礼霊場の21番でもあります。

寺伝によると、この寺は、奈良時代に役行者によって開かれたと言います。その後、弘法大師によって刻まれた観音像を本尊としたと言われます。鎌倉時代には、頼朝の帰依を受けて、繁栄しました。その後、何度か火災に会い、明治時代には山火事に会って、堂宇を全焼しました。現在の本堂は、その後最近になって再建されたものです。

ここからは、遠く、水戸や日立のあたりが望めます。本堂わきの売店では、山菜やきのこを売っていました。ふと見ると、この山を歩いて登って参拝に来た人がいました。たいしたものです。 八溝山を下りたところには、名水が湧いていて、ペットボトルに入れている人がいました。帰りには、袋田の滝を見物して行きました。


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